◼︎所感
・なんでこんな簡単なこともできないのか。自分が新入社員だった頃をすっかり忘れ、メンバーの不出来にイライラしていた。謙虚さが指導者としてのイロハのイであるというのは忘れてはいけないことだと思った。
・言葉は競技も上達させるということが新たな気づきだった。現在の状況や気持ちを言葉に表すことで、より状況や気持ちを客観的に認識でき、自分で判断できるようになるらしい。
・メンバーの育成を考えるあまり、自分があたかも完成した人間のように勘違いしていた気がする。新しいことにチャレンジして、過去の成功体験を捨てないと、自分の成長は止まってしまう。
・自分の目の前の選手をあるがままに受け入れる「謙虚」さが大切なのだと思う。(中略)誰でも最初は泳げなかったのだから、自分が初心者だった頃のことを思い出せば、自然に謙虚な気持ちになれるはずだ。(中略)指導者はまず謙虚な心を持つ必要がある。
・「ここはダメだった」といった否定的な言葉は使わない。あくまで肯定的に「自分の弱点や悪い部分は、こうして直せばもっと伸びる」と、そこを指摘してやらなければいけない。
・一人だけで伸びていける選手なんか、どこにもいない。みんなに「協力してやろう」と思わせる選手にならなければいけないのだ。
・選手おのおのの課題は違っているが、その課題が何なのか、どういう対応をすればいいのか、それを選手自身が認識し理解するということはどの選手にとっても重要なのだ。
・スポーツ選手にとっても、言葉は大切なものである。自分の目標や気持ちを言葉で表すことによって、言ったことへの責任が生じるし、決意を新たにすることにも通じる。(中略)さらに、言葉にすることによって、自分の残した結果や現在の状況を把握し、判断するきっかけにもなる。(中略)トップアスリートになればなるほど、自分の言葉が重要になってくるのだ。
・コーチとしての仕事は、選手の可能性をどこまで引き出せるか
・成功をパターン化するな
成功したときこそ、そのパターンを、踏襲しないように心掛けないと、新しいことが発見できないのだ。(中略)人間の成長が止まるのは、自分のこだわりを捨てられなくなったり、自分の方法論が固定化してしまうときである。
・練習を積み上げたプロセスの先にオリンピックを設定したのではない。オリンピックという最終目標から逆算して、後ろのほうから練習計画を決めて追いこんでいった。
◼︎明日から具体的にやること
・同じ成功を繰り返さない、あえて新しいものにチャレンジする
・目標から逆算して考える、最終的な目標へのこだわりを失わない
◾︎総評
★★★☆☆
0 件のコメント:
コメントを投稿