2013年9月17日火曜日

【書評】究極の鍛練

■所感
成功した人の話を聴くと、だいたいにおいて「あの人は才能に恵まれていた」「マッキンゼー出身だから、頭いいんだろうね」などと思ってしまう。

この本を読むと、成功の要因は、才能なんかではなくて、努力した量だってわかる。

イチローが小学生の時に書いたという作文を思い出した。

僕の夢は、一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校と全国大会に出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには、練習が必要です。 僕は3才の時から練習を始めています。3才から7才までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は激しい練習をやっています。だから、1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして、中学、高校と活躍して、高校を卒業してからプロに入団するつもりです。そして、その球団は、中日ドラゴンズか西武ライオンズです。ドラフト入団で、契約金は1億円以上が目標です。僕が自信のあるのは、投手か打撃です。  去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会NO1選手と確信でき、打撃では、県大会4試合のうち、ホームラン3本を打ちました。そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように、自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは、1年間負け知らずで野球ができました。だから、この調子でこれからも頑張ります。 そして、僕が一流の選手なって試合に出られるようになったら、 お世話になった人に招待券を配って、応援してもらうのも夢の一つです。とにかく、一番大きな夢は、プロ野球の選手になることです。

努力はつらいし、面白くない。それをやり続けられるのはなぜか。

一つ言えるのはイチローのような夢を持っているかどうかかもしれない。

幼い時のイチローは、誰のどんなカッコいいプレーを見たんだろう。

■今日の赤ペンチェック
・達人と素人の違いは、特定分野で一生上達するために、考え抜いた努力をどれだけ行ったのかの違いなのである
(アンダース・エリクソン)

・一番内側の円を「コンフォートゾーン」、中間の円を「ラーニングゾーン」、一番外側の円を「パニックゾーン」と名づける。人はラーニングゾーンを強化することで成長する。
(クロントンビル経営開発センター  前所長ノエル・ティッシー)

・自分が選んだ分野で達人になろうと大きな投資をすること、より熟達した指導者を求めること、学びのなくなってしまうコンフォートゾーンを抜け出すために自分を常に追い込むこと、常に自己の限界に挑戦すること

■明日から具体的にやること
・自分のやりたいことを知る・腹を決める
中川社長のようなブランディングの達人になる

・ニュースは「自分のやりたいことにどう影響を与えるか」「自分ならどうするか」問いかけながら読む。質問の答えは保存しておく。当事者が実際にどうしたかということと比べる。

・ブランディングのセミナーを探してみる

■総評
★★★★☆

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