2013年8月31日土曜日

【書評】実践経営哲学

■所感
・衆知を集められなかった原因は、私が素直でなかったから。未熟なメンバーの考えたことなんか大したことない、やりたくないだけの言い訳でしょとか。

・事実をありのままに見ることの大切さは経営でも科学の実験でも同じ。そうでないと判断を誤る。今の自分に大切なのは何ものにもとらわれない素直さ。

■今日の赤ペンチェック
・衆知を集めて経営していくことの大切さを知って、日頃からつとめてみなの声を聞き、また従業員が自由にものをいいやすい空気をつくっておく

・素直な心とは、言いかえれば、とらわれない心である。自分の利害とか、感情、知識や先入観などにとらわれずに、物事をありのままに見ようとする心である。

・部下の言葉に謙虚に耳を傾ける。それができるのが素直な心である。

■明日から具体的にやること
・座禅

■総評
★★★★☆
定期的に読み直すべき本

【書評】〈旭山動物園〉革命

■所感
・数多くの動物園の中で、旭山動物園が復活したのはなぜか?そもそも動物園とはどうあるべきなのか?の原点に立ち返って考え、それを全体で共有できたからかもしれない。その過程で一人ひとりの飼育係も仕事の原点を思い出せた。

■今日の赤ペンチェック
・まず「動物園とは何をするところなのか」といった存在意義の確認から始めた

・今でも朝礼や勉強会など、さまざま機会を使って、徹底し、確認している

・その基本スタンスに関して飼育係が共通認識を持っていれば、どうするかはそれぞれの飼育係に考えさせる

・不遇の時期に意味があるとしたら、動物園についてじっくりと考える時間が与えられていたということ

・大切なのは、不遇のときの準備

・私が大事にしているのは、失敗を怖れずチャレンジする気持ちである。私は、アイデアを考えたのに、実行に移さない人には怒ることがある

■明日から具体的にやること
・自分の使命を明文化する
・毎日読み直す

■総評
★★☆☆☆

2013年8月30日金曜日

【書評】「厚顔」のススメ

■所感
・漢字には、それぞれの背景、意味、そして先人の知恵が込められていること、漢字文化を共有する中国と日本との間で優れた漢字を吸収しあってきた歴史があることを知った。

・驕らずに謙虚に学ぶことは個人の成長のみならず、国の文化の発展の基本になる。

・あの孔子でも天命を自覚するに至ったのは50歳。

■今日の赤ペンチェック
・「君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。」

・空気を読んで同化するだけの「同」と、相違を前提にそれを乗り越えて信頼する「和」とはまったく違う

・人間は一人ひとり考え方が違うのが当然で、だから議論や喧嘩をしてお互いの理解を深める必要がある。その結果として生まれた信頼関係が「和」です。

・業績が伸びている会社は議論が活発で誰もが言いたいことが言える企業風土があります。

・三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。

・自分の枠を越えようとせず、その内側に安住する人は皆、「囚人」と言っていい

■明日から具体的にやること
・水滸伝を読む

■総評
★★★☆☆

2013年8月29日木曜日

【書評】「大発見」の思考法

■所感
・山中教授の座右の銘が「人間万事塞翁が馬」、回旋型の人生を人生を歩まれたというのが印象的だった。一見、遊びや無駄に思えることも、切り捨てちゃいけないし、そんな人生つまらない。

・山中教授がプレゼン力で人生変わったと言っていた。人に分かりやすく伝えられる力を磨きたい。

■今日の赤ペンチェック
益川教授
・憧れを見つけなければ何も始まらないもの。憧れがたくさんあるからフラフラするわけでしょう。そして憧れを見つけたら、ドンキホーテのように一歩踏み出すことが大事。じっとしていてもロマンは絶対にやってこない。迷ったり、壁にぶつかったりしながらも、実際に動き出してしまえば憧れはロマンに変わる。

・偶然の出会いを運命に変えられるかどうか、それは本人次第。

・無駄を省いて全てを合理性で突き詰めた生き方をしていると、いつか壁にぶつかるんじゃないかな。

山中教授
・今どういうクエスチョンが大切なのか。受け身で動くのではなく自分自身で「問い」を立てる力がこれからはますます必要になってくる。

・ビジョンがなければ、無駄な努力に終わってしまう。

■明日から具体的にやること
・横路にそれてみる(のもオッケーと思う)

・プレゼンの力を磨く方法を考える(トーストマスターズにまた通おうかな)

■総評
★★★☆☆

【書評】自分の小さな「箱」から脱出する方法

■所感
・自分や他の人を見る目が歪んでいることに気づいた

部下に素直の大切さと伝えるべきと思う。
→  面倒だなあとちゃんと伝える時間をとらない
→  伝えない自分を正当化する。人はそんなに簡単には変われるものではないから仕方がないと。
→  部下を人間として見れなくなる。嫌なやつだと思う。
→  素直でない行動をする部下を非難する。
→  非難された部下は納得がいかず正当化する。正当化する部下を見て、素直でないとますます非難する。
→  部下のあら探しと自己正当化ばかりで、部下を育てたいとか、会社に貢献したいという思いは薄れていく。
→  結果は意図した方向とは真逆に。そして、誰にも貢献していない。

すべては自分への裏切りから始まった。
こんな事態を引き起こしたのは自分のせい。

■今日の赤ペンチェック
・問題のある人物自身には、自分に問題があるということが見えなくなっている

・人間は、相手が自分のことをどう感じているか察知して、それに対して反応する

・自分の感情に背いたとき、自分への裏切りを正当化するような視点で世の中を見始める

・自分が正しかったと感じるためには、相手が責めるるに足る人間でないといけない

・リーダーとしての成功は自分への裏切りからどれだけ自由でいられるかにかかっている

■明日から具体的にやること
・自分の感情に背かない
他の人も自分と同じくらいの望みやニーズを持った人間として認める
他の人のために手を差しのべられることはないかを考える
考えたことは実行する

■総評
★★★★★
定期的に読み直したい本

2013年8月28日水曜日

【書評】そうだ、葉っぱを売ろう!

■所感
・2年もつまものの勉強で自腹で料亭に通い続ける。全国を一軒一軒売り込んで回る。横石さんの努力に頭が下がる思い。自分はこれくらいの努力をしているのか。

・こんなに他人から必要とされる人を初めて知った。こんな人生を送れたら幸せだろうなぁ。

■今日の赤ペンチェック
・「やってみなんだら、分からんではないか」

・「営農指導はやらない」それぐらい、売ることが大事、販売することが大事だと訴えた。営農指導をして、見事な作物を収穫できても、売れなかったらどうしようもない。売ってなんぼだと。

・自分の満足の中で商品の質をいくら高めていっても、ダメということだ。自分がいくらすごい商品と思っても、売れないものは商品ではない。

・実際のものや動向を見て事業を組み立てることは、どんな業界においても大切だ。

・農協終了後に農家を回って野菜を集め、市場へ運んで翌朝の競りに立ち合ってから出勤を続けてきた

・つまものの勉強のために自腹で料亭に通い続けていた

・「彩」の営業で全国各地を飛び回り、夜は飲食店街でパンフレットを配って売り込みをし、朝は市場へあいさつ回りに行った

・37歳で給料の手取りで18万円か19万円ぐらい

・的を射る、場面をつくる、渦を巻く

・どんな人でもそれぞれに良さがあり、その場面つくりができればいいなぁ

■明日から具体的にやること
・しんどいと思ったときには、横石さんを思い出す

■総評
★★★★☆

【書評】奇跡の営業

■所感
・成果を出す人は、やはり、素直で、プラス思考で、学び好き(向上心がある)

・心が折れないためにミッション(使命)が大事というのは同感。辛いときにはミッションが支えになる。

■今日の赤ペンチェック
・「いいな」と思うことを素直にマネすることは、一流の営業マンになるための一番の近道

・「70%も断られてしまう」のではなく、「30%もの人が私を認めてくれる」と考えるようになったことで、営業への恐怖感はうそのように消えていきました

・自己肯定感をもつことさえできれば、営業マンは目に見えて変わります

・売れている人、一流の人ほど仕事を楽しんでいる

・営業マンの楽しみとは人に与えられたり、最初から目の前にあるものからは得られません。その時々に応じて能動的に見つけにいくことで得られるものなのです。

■明日から具体的にやること
・自分なりの紹介アンケートをつくる

■総評
★★★☆☆

【書評】本当に使える経営戦略・使えない経営戦略

■所感
・世の中でよい本と言われる内容を鵜呑みにしない。人気あるセオリーでもすべての文脈で有効とは限らない。結局、頭使いましょうということかもしれない。

■今日の赤ペンチェック
・星野社長が企業再生において巧みなところは、そのいくつかの「コンセプト」を当該施設の従業員たちに押しつけないこと

・現場の支配人や核となる従業員を何人か選び、グループとしての事業所の「コンセプト」を考えさせる

・後は「信頼して任せる」

・せっかく戦略を立てるなら、大きなことを考えろ、掲げろ

・経営戦略の立案は、「頭の中にある経営に対する思索」を認識し、明示することから始まります。

・自分の思索を言語化する

■明日から具体的にやること
・書いて考える

■総評
★★☆☆☆

2013年8月27日火曜日

【書評】コトラー8つの成長戦略

■所感
・面白かったのが第四章。イノベーションで成長すること。どうしたらイノベーションの文化を組織に組み込めるか。

・技術の進化は新しいアイデアの源泉であること。これからはIT、バイオの分野もウオッチしていこうと思った。

■今日の赤ペンチェック
・市場が成熟しているというのは言い訳で、マーケティングの想像力の欠如を示すものだ(セオドア・レビット)

・ほとんどのイノベーションは失敗する。でも、イノベーションをしない企業は、死ぬ。(ヘンリー・チェスブロウ)

・イノベーションが、ほとんどが見あたらなかった場合、何が障害となっているかを問わねばならない。多くの場合、その答えはそれまでの成功である。

■総合
★★★★☆
マーケティング戦略の全体観を捉える良書

2013年8月25日日曜日

【書評】次から次と成功する起業相談所

■所感
・自分のコンサルティングスタイルは欠点や短所を指摘することが多かったと気づいた。欠点や短所の解消だけでは、マイナスからゼロ止まり。さらに、お客様のやる気は高められない、元気にできない。

・人でも会社でも、良いところを見いだして伸ばすことが大切なんだ。マイナス点ばかり指摘してこれから挑戦しようという人のやる気の芽をつんでしまうような存在だけにはなりたくない。

・小出氏は、県や国が行っている公的支援制度の使い方が上手い。単なる補助金ではなく、ブランド力アップ、販路拡大、連携業者とのマッチングで活用している。

■今日の赤ペンチェック
・どんな人、事業、会社にもセールスポイントがある。

・それぞれの地域が、自分たちの暮らす町にある文化や資源をもう一度見直す

・百人いれば百通りの光るものがあり、それが唯一無二のブランドになる。

・オンリーワンのセールスポイントは最終的な製品やそれを生み出す技術力などに限られるものではなく、共感や感動、笑いなど、感情を揺さぶられるドラマがある人は、それが唯一無二のセールスポイントとなるのだ。

・自社の強みを経営者自身が自覚すると、ビジネスは必ずよい方向に動き出す

・地域活性を支援する側に求められるのは、その地域の人たちに「やれば何かが変わる」と気づかせ、しかも結果をだし続けることだ。

・どんな案件でも、相談者と同じ目線に立っていっしょに考える、一緒に行動する

・支援者は批評家であってはならない

■明日から具体的にやること
・ビジネスセンスを鍛えるために、日々「なぜ、どうして」「自分だったらどうだろう」と考える。

■総合
★★★★☆

2013年8月24日土曜日

【書評】ハーバードの人生を変える授業

■所感
目の前のことに追われてついつい本当に大切なことをおざなりしてしまう。
大切なことを思い出させてくれた。

■今日の赤ペンチェック
・幸福というものは人生における客観的な出来事で決まるのではなく、出来事をどのように解釈するかという主観的な心の働きによって決まる

・最高の出来事が起こるのではありません。 起こった出来事を最高のものにできる人がいるのです。

・悲観論者はあらゆるチャンスに困難を見いだす。 楽観論者はあらゆる困難にチャンスを見いだす。
(ウィンストン・チャーチル)

・禅の達人と普通の人との違いは、普通の人はいろんな意味において、自分の人間らしさと闘おうとすることだ。
(哲学者 アラン・ワッ ツ)

・完璧主義と最善主義のいちばんの違いは、前者が現実を拒絶する考え方であるのに対して、後者は現実を受け入れる考え方であるということ

・最善主義者は、失敗を人生の自然な一部分であり、 成功につながる欠かせない要素だと理解しています

■明日から具体的にやること
・毎日、感謝できることを5つ書く
・毎日、人間としての自分を許すための瞑想の時間をとる

■総合 ★★★★★
定期的に読み直したい本

2013年8月23日金曜日

【日記】仕事について

2013年8月22日
内田樹氏のブログを読んだ。

■所感
・どうしたら仕事の中には楽しみをみいだせるのか?いや、そもそも仕事に楽しみを求めてはいけないのかも知れない。
・自分の努力に対する評価が明確でないと納得できないことに気づいた。だから、コンサルタントや医者に成りたいのかも知れない。

■今日の赤ペンチェック
・仕事の苦楽は仕事そのものによってきめられるのではない。その仕事を「やらされているのか」、「やらせていただいているのか」のマインドによって決される。
・仕事というのは自分で選ぶものではなく、仕事の方から呼ばれるもの

■明日から具体的にやること
・仕事はやらせていただいているものと考える。そのことへの感謝の気持ちを忘れない。

【書評】修業論

■所感
・武道にしても、「竜馬がゆく」にしても、自分も体験したことであるのに、内田氏が述べられていることは何一つ考えたこともなかった。正直、内田氏の話の1割も理解できなかった。

■今日の赤ペンチェック
・修業というのは「いいから黙って言われた通りのことをしなさい」というもの
・修業して獲得されるものというのは、修業を始める前には「意味不明」のもの
・人はものを知らないから無知であるのではない。いくら物知りでも、今自分が用いている情報処理システムを変えたくないと思っている人間は、進んで無知になる。自分の知的枠組みの組み替えを要求するような情報の入力を拒否する我執を、無知と呼ぶのである。
・自己の知的射程の有限性の覚知のことを、「科学的」と呼ぶ
・「そういうことって、あるかも知れない」とひとまず受け容れ、どういう条件が整うと「そういうこと」が起こるのか、それを丹念に詰めてゆくのが科学的な態度
・成熟を果たした人間にしか、「成熟する」ということの意味はわからない。
・成熟した後にしか、自分がたどってきた行程がどんな意味をもつものかがわからない。

■明日から具体的にやること
・つまらない仕事に対して「これってなんの意味があるの?」と考えない。必要であれば黙ってやる。
・訳のわからないことを言っている人を頭ごなしに否定しない。「もしかしたら、それってあるかも」と考えてみる。

■総合
★★★★☆
何度も繰り返し読むべき本

2013年8月22日木曜日

【書評】社長が欲しい「人財」!

■所感
・他責の人は評価されない
・今できることに最善を尽くしているか?
・漫然と作業をこなす人と自らの意思で働く人がいる。どうしたら仕事に追われるのではなく、仕事を追えるようになるのか?

■今日の赤ペンチェック
・企業にとって価値ある人材の要件は、時代の流れとともに移り変わっていく
・企業の成長ステージに応じても、必要な人材は変わっていく
・今後、確実に注目されるのは「プロデューサー」型人材
・自ら機会を創り出し、機会によって自ら変えよ(江副浩正)

■明日から具体的にやること
・常に笑顔で楽しく仕事をする
そのために、机の上に鏡を置く

■総合
★★★☆☆