2013年9月30日月曜日

【テレビ評】北の国から 84夏

北の国から84夏を観た。
家を火事で失い、義理の妹は離れ、正吉は居なくなる。
風力発電を直す気力をなくし、子どもの前でも弱音を吐いてしまう五郎の苦しみ。
ラーメン代を払うときにポケットから取り出した、しわくちゃの千円札。
蛍と手をつなぎ、純の肩を抱き歩く五郎。親子三人の姿に、苦境を乗り越えていく人の力強さを感じた。


【書評】松浦弥太郎の仕事術

■所感
・休日が充実していないということは、自分で自分の管理ができていない証拠であると気づいた。

・今までの勉強はとても非効率であまり役に立てていなかった。考える時間が圧倒的に少なかった。仕事に関係する本を読む目的はわからないことを勉強するため。

・松浦弥太郎さんも佐藤可士和さんも、オフィスがすっきりしている。居住まいが乱れは、頭の乱れなのかも。

■今日の赤ペンチェック
・仕事には自分を社会に役立てて人を幸せにするという目的がある。

・働くために遊ぶ

・一人の人の後ろには五十人がいる。どんな人との関わりも、決しておろそかにしてはいけない。

・自分と他人と、何が違うんだろうか?その違いから目を背けない。

・人との関わりをもつために、必ず役立つ三つのアプローチがあります。笑顔と、挨拶と、自分の意見をはっきり伝えること。


■明日から具体的にやること
・ジョン・ロブの靴をみてみる

・自分は何がしたいのか?ではなく、自分を社会でどう役立てるかを考える

・御礼の手紙を書く

・分からないことリストを作り、勉強のテーマにする

・クーリエジャポンとニューズウィークを購読する

■総評
★★★★☆

2013年9月29日日曜日

【書評】ぼくを探しに

■所感
広い家に住みたい、大きいソファが欲しい、海外旅行に行きたい・・・

欲しいと思っていたことは、期待していたほど良いものとは限らないよ。
それが手に入ることで、逆に失うこともあるよ。
そんなことを言っているような気がした。

より豊かな生活を願って色々と想像したり、それに向けて努力したりしていること自体に幸せがあるのかもしれない。

でも、何か足りないと思っているときは、そういう幸せには気付けないんだよね。


【テレビ評】北の国から 83冬

北の国から83冬を観た。

連帯保証の肩代わりをさせられた困惑や腹立たしさ、困っている人を助けたいという優しさ、五郎の苦悩が生々しかった。

借金の問題は仲間に助けてもらって何とか乗り越える。水を川から引くときも、家を立てる時も、仲間に手伝ってもらった五郎。

これも五郎だからなせたことだと思うが、困ったときには隣近所で助け合う、こういうコミュニティの存在が羨ましく思った。

富良野には自然だけでなく、人の繋がりがある。
このドラマをみるたびに、本当の幸せって何だろうと考えてしまう。


【書評】憂鬱でなければ、仕事じゃない

■所感
見城氏の言葉が心に刺さる気持ちがした。自分は見城氏ほどの身を削るような圧倒的な努力をしてきたか。
心のどこかに楽したり、甘えたりする気持ちはなかったか。
だから、こんなに頑張ってるのに認めてもらえない、なんて絶対に言わないと決めた。こういう甘えた心は捨て去らなければならないと思った。

■今日の赤ペンチェック
・小さなことにくよくよしろよ
僕はGNO義理、人情、恩を知らなければ、何事も上手くいかないと思っている。小さなことでくよくよしなければ、相手の心はつかめない。

・努力は自分、評価は他人
仕事での甘えは、自分へのものであることが多い。

・たったひとつ、これに命を懸けていると言えるほどのものを持つこと。それが信念の意味です。

・憂鬱でなければ、仕事じゃない
楽な仕事など、大した成果は得られない。憂鬱こそが、黄金を生む。

・コミュニケーションの基本は相手の心に触れること。相手の心に触れる言葉はおざなりにしない観察や、心遣いといった、何かしら身を削る努力から生まれるものだ。努力は基本的に自分を傷める。だからこそ、相手の心を打つ。

■明日から具体的にやること
・体を鍛える習慣を作る
・常に社長の目線で仕事をする
・自分の存在意義、こだわりを明文化して張り出す

■総評
★★☆☆
定期的に読み直したい本

2013年9月24日火曜日

【書評】心が喜ぶ働き方を見つけよう

■所感
・あれこれ考えて動けなくなるくらいなら、自分が正しいと思うことをやってみたらいい
そんな自然な生き方を後押ししてくれる本。

■今日の赤ペンチェック
・自分の内側から涌き上がってくるエネルギー、本当に自分の求めている心の声に耳を傾けて、素直に動いてみる「グッとくる働き方」

・人間な奥底から生まれるエネルギーには、「人に喜ばれ、世の中がよくなることを求める性質」がある

・「正解がわからないから、やらない」という選択肢ばかりとっていると、新しいものは何ひとつ生まれない。
今までの歴史の中で、人間はいろんなチャレンジをして、失敗しながら進化してきたはずなのに、いつのまにそれを忘れてしまったのだろう。

・考える前に一歩踏み出して、感じたままに動けばいい。

・感じて動く。感じて学ぶ。

・答えは本の中ではなく、感じて動いていく中にあったのだ。

■明日から具体的にやること
・自分の心の奥底の声に耳を傾ける
・雄勝のボランティアみてみる

■総評
★★★☆☆

2013年9月19日木曜日

【書評】ビジネスで大切なことはみんなレストランで教わった

■所感
・著者の成功の秘訣は素直さにある気がする。この本に書かれていることはごくごく当たり前のことだか、それを自社に合う形にして実践している。本を読んだら一つでも良いから実践する、他の業界の常識をいち早く持ち込んでみる。素直さが大事!

■今日の赤ペンチェック
・自分の頭で考えないと人は伸びません。疑問形で。入口のドアは開けっぱなしでもよいけど、どう?とかエプロンの長さが格好良く見えないけど何かいいアイデアはない?とか。

・全員が、日々気づいたことや改善すべき点をノートに書きこんでいきます。「CIノート(継続改善ノート)」

・まずいい人材を採りなさい。それが会社を成長させるための秘訣だ。

・"良いサービス"はシチュエーションによって変わる。そのときどきにお客様が本当にやってほしいと思うことを提供できるかどうか。

・お客さまに何が受けて、どこがダメなのかというすべての答えは、現場の状況とお客さまのリアルな声にある

・味がよければ売れる、ということはあてはまらないのです。味がいいことは大前提としてあり、それをどうお客様にアピールできるか、またお客様はどこに惹かれるか、を常に考えなければ、飲食店として大きく成功することはできない
「野菜のせいろ蒸し」は 「有機野菜のせいろ蒸し」

■明日から具体的にやること
・読書勉強会で価値観を共有する
・バリュークリエイト社を調べる
・手書きでお礼の手紙を出す
・セブンイレブンのPB商品のネーミングを調べる
・他の業界で常識とされているビジネスモデル、仕事の進め方が導入できないかを考える。他の業界に目を向ける。

■総評
★★★☆☆

2013年9月17日火曜日

【書評】究極の鍛練

■所感
成功した人の話を聴くと、だいたいにおいて「あの人は才能に恵まれていた」「マッキンゼー出身だから、頭いいんだろうね」などと思ってしまう。

この本を読むと、成功の要因は、才能なんかではなくて、努力した量だってわかる。

イチローが小学生の時に書いたという作文を思い出した。

僕の夢は、一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学、高校と全国大会に出て、活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには、練習が必要です。 僕は3才の時から練習を始めています。3才から7才までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは、365日中、360日は激しい練習をやっています。だから、1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。そして、中学、高校と活躍して、高校を卒業してからプロに入団するつもりです。そして、その球団は、中日ドラゴンズか西武ライオンズです。ドラフト入団で、契約金は1億円以上が目標です。僕が自信のあるのは、投手か打撃です。  去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが、自分が大会NO1選手と確信でき、打撃では、県大会4試合のうち、ホームラン3本を打ちました。そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように、自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは、1年間負け知らずで野球ができました。だから、この調子でこれからも頑張ります。 そして、僕が一流の選手なって試合に出られるようになったら、 お世話になった人に招待券を配って、応援してもらうのも夢の一つです。とにかく、一番大きな夢は、プロ野球の選手になることです。

努力はつらいし、面白くない。それをやり続けられるのはなぜか。

一つ言えるのはイチローのような夢を持っているかどうかかもしれない。

幼い時のイチローは、誰のどんなカッコいいプレーを見たんだろう。

■今日の赤ペンチェック
・達人と素人の違いは、特定分野で一生上達するために、考え抜いた努力をどれだけ行ったのかの違いなのである
(アンダース・エリクソン)

・一番内側の円を「コンフォートゾーン」、中間の円を「ラーニングゾーン」、一番外側の円を「パニックゾーン」と名づける。人はラーニングゾーンを強化することで成長する。
(クロントンビル経営開発センター  前所長ノエル・ティッシー)

・自分が選んだ分野で達人になろうと大きな投資をすること、より熟達した指導者を求めること、学びのなくなってしまうコンフォートゾーンを抜け出すために自分を常に追い込むこと、常に自己の限界に挑戦すること

■明日から具体的にやること
・自分のやりたいことを知る・腹を決める
中川社長のようなブランディングの達人になる

・ニュースは「自分のやりたいことにどう影響を与えるか」「自分ならどうするか」問いかけながら読む。質問の答えは保存しておく。当事者が実際にどうしたかということと比べる。

・ブランディングのセミナーを探してみる

■総評
★★★★☆

2013年9月16日月曜日

【書評】戦略と実行

■所感
いくら論理的に正しい戦略を打ち立ててもうまくいかない。

それは、戦略を実行する現場は一人ひとり異なる価値観、希望、思いを持った人間の集まりだから。人は論理だけでは動かない。

だから、実行に移すためには、なぜそれをするのか?何をするのか?を共有するコミュニケーションが大切になる。

このコミュニケーションも一筋縄ではいかない。部下と一回話しただけで安心していた自分の認識は甘かった。

相手に関心を持って、価値観、希望、思いを聴いて、その上で共感してもらう。この信頼関係がなければ、戦略は実行されないことを失敗を通じて理解した。

■今日の赤ペンチェック
・合理的であるとは、人間的、情緒的なものを無視してよいということではなく、人間というものをよく知った上で理にかなっていること

・「戦略」とは「将来に向けた仮説」

・世の中の50%の人に嫌われていなかったら、差別化の取り組みが甘いのだ
(パタゴニア創業者 イヴォン・シュイナード)

・戦略実行の過程で、新たな発見や仮説の間違いがあれば、それを取り入れ、修正していかなくてはなりません

・どんな方向に決まっても実行は全力で行われなくてはなりません。そうでなくては、失敗に終わったとき、戦略が悪かったのか、実行が甘かったのかわからないからです。

・意味が「伝わる」ためには、「伝わる」ように「伝え」なければなりません。そのためには、相手の立場、気持ち、価値観をまず「聞く」ことが必要なのです。

・コミュニケーションが上手くいかないときに、絶対に人のせいにしない
(任天堂  岩田社長)

■明日から具体的にやること
・人を動かすを読む

■総評
★★★☆☆

【書評】大本営参謀の情報戦記

■所感
・情報の軽視により、何百万人もの人命が失われた。その悲劇を二度と繰り返さないためにと筆を取られた著者の切なる願いがビシビシと伝わってくる。

・毎期末になると気合と根性だけで乗り切ろうとする。扱う数字はノルマだけ。戦略策定前に市場や競合他社の動向を集めた形跡がない。過去の成功に胡座をかいて競合他社をどこか見くびっている。旧日本軍と同じような構図が身近な会社にもある。

・宣伝と区別の付かない情報に踊らされている自分に気づいた。その表面的な情報を撒き散らす自称コンサルタント。これは有害以外の何者でもない。本当に価値のある情報が容易く入手できるなんて幻想。現場で地道に得た情報こそ価値がある。

■今日の赤ペンチェック
・戦略の失敗を、戦術や戦闘で取り戻すことは不可能である。

・情報を重視し、正確な情報的視点から物事の深層を見つめて、施策を立てることが緊要となってくる。

・情報を無視した戦略はいかに大きな犠牲をともなうか

・情報は常に作戦に先行しなければならない。

・情報とは相手の仕草を見て、その中から相手が何を考えているのかを知ろうとするものだ。

・相手の心を聞くには相手に近寄る以外にない。

・情報は収集するや直ちに審査しなければならない。

・情報は第五課のソ連嫌いのように、まず疑ってかからねば駄目である。

・とかく自分に有利に進展しているときには、自分のレンズで相手を見て我田引水の結論を導き出すことが多い。

・親独という眼鏡をかけて読むと、推測や仮定が真実に倒錯するから、情報は二線、三線と異なった複数の視点の線の交叉点を求めないと危険なことをよく示している。

・ドイツが勝つという断定は、判断ではなく親独の眼鏡を透した願望であった

・数字的思考(の欠如)が日本軍の思考を常に精神主義の方へ走らせた原因でもあった

・孫子
爵禄百金を惜しんで、敵の情を知らざるは不仁の至なり、人の将にあらざるなり、主の佐にあらざるなり、勝の主にあらざるなり

■明日から具体的にやること
・日経ビジネス・ブログ購読中止
広告を目的にした記事が多い。

・国内外の複数のメディアから情報を集める。情報源を決める。

・本当に価値のある情報は自分で苦労して得るものと心得る。読む本を厳選する。

■総評
★★★★★

2013年9月15日日曜日

【テレビ評】中畑さん

北の国から  第19話

飲み屋で五郎の不幸話を自分のことのように話していた中畑さんについて、妻と私とで解釈が分かれました。

不幸話を涙を流しながら話していたという中畑さんの行動は、他人に同情して欲しいから出てきた行動であり許せないと思ったのですが...

自分の見方が間違っているかもしれないと思い始めました。

中畑さんは、五郎の境遇を可哀想だと思っていた。ただ、その気持ちは五郎本人も含め身近な人に話すべきものではない。それが、他人である飲み屋のママなら大丈夫だろうと思い、その押さえきれない気持ちを吐露した。

では、なぜ「俺の知り合いでこういう不幸な奴がいてさ」という伝え方ではなく、中畑さんは自分のことのように話したのか。これがよく分からない。

中畑さんは他人の不幸を同情するいい奴と自分が思われることを望んだわけではない。あるいは「その不幸な奴ってもしかしてあなたの友達のこと?」とバレる可能性を考えたのかもしれない。

五郎はこれに対してどう思ったんだろう。

自分のことを可哀想だと思ってくれていた友人の優しい気持ちに嬉しかったのだろうか。それとも友人がそんな風に自分を思っていたことが分かって悲しかったのだろうか。

【書評】ハプスブルグ家12の物語

■所感
・背景の知識があった上で絵画を見ると色々なことが見えてくる。
・多様性を許容できない民族は滅びる。ハプスブルグ家の純血主義、プロテスタント弾圧。

■総評
★★★☆☆

2013年9月14日土曜日

【書評】ロート製薬

日経ビジネス2013.9.16

会社の体質を変えるには一筋縄にはいかない

1.呼び名を「さん」づけ & ロートネーム
2.オフィスの壁を取っ払う
3.組織もフラットに
4.積極的な採用  新人パワーと"異星人"
5.若い社員に肌研の開発を任せる
6.社長室はなし  複数のデスクを回遊して多くの社員と交流する

■所感
ロート製薬が老舗にも関わらずベンチャー企業のような活発な雰囲気であるのは、気さくな山田社長のお人柄であることが大きい気がする。
イノベーションにはハード・ソフト両面で、一人ひとりの脳を活性化する取り組みが欠かせないことを改めて感じる。

2013年9月12日木曜日

【日記】自律的に動く人材

「SEは言われたことしかしない」
なんていう話を良く耳にする。

どうしたら、自ら考えて行動するようになるのか。

私が新入社員当時、事業部長だった平野さんが自分にやってくれたことを思い出す。

・意見を請う
新入社員だった自分に「お前はどう思うの?」と声を掛けてくれた。期待掛けてくれてるんだ!と思う一方で、ちゃんと応えなきゃと必死でオブジェクト志向を勉強した。

・信頼して任せる
しばらくして、自社パッケージソフトの開発を任せてくれた。「まあ、失敗しても大した金額じゃないからな」という冷静な判断もあったんだろうけど。失敗しても、それがチャレンジした結果であれば許容できる上司でないと怖くてやれない。

・成功体験をつませるようサポートする
ほめたり、認めたりというのも大事だけど、「形にできた」という成功体験が大きな自信になり、さらにオブジェクト志向を学ぼうと思うきっかけになった。
成功体験をつませるために、平野さんは外部の専門家を紹介してくれた。実際に上手くいったのはこの専門家のお蔭だと今はわかっている。でもその時は、「自分の力でやった」と思っていた。

【書評】世界はひとつの教室

■所感
なぜ小学校が6年、中学校が3年、高校が3年、大学が4年なのか。
なぜ1つの授業が1時間ずつなのか。
なぜ理解が進んでいる子と遅れている子が同じ授業を受けているのか。
なぜ4月産まれの子と3月産まれの子が同じ学年なのか。
なぜ国語、算数、理科、社会と科目が分かれているのか。
なぜ十分に理解できないまま卒業できてしまうのか。

学校教育には考えれば考えるほど、理解できないことが多い。ただ、昔からの習慣でそこそこ上手く機能しているというだけで、誰もそれを変えようとしない。

この本を読んで、今の学校教育の仕組みはプロイセン時代に由来していて、その目的は従順な市民を作ることだったと知り愕然とすると同時に納得してしまった。創造性を壊すのが狙いだった。

今ある慣習を当たり前のものとして盲目的に受け入れるのではなく、それが導入されたときの時代背景とねらいに関して正しい知識を持ち、機能していることとしていないことをきちんと見極め、機能していないことについては新しいやり方を試してみる。

大きすぎて変えられないものであっても、思いに共感してくれる人は必ずいる。まずは小さなことから行動してみる。スモールスタート。そんな気にさせてくれる本。

■今日の赤ペンチェック
・慣習や慣例が何かしら必然的なものに思えてくるのは、人間の性のようです。

・必要なのは、指導や学習に関するごく基本的な前提を見つめ直すための視点、なにごとも当然視せず、「何が機能して何が機能しないか、それはなぜか」という、単純ながら必要不可欠な疑問を重視する視点だと思います。

・人間がとり入れるシステムはみんなそうですが、教育もひとつの発明、発展途上の制度なのです。

・K-12教育のイノベーションの数々は、じつは18世紀のプロイセンに端を発しています。ねらいは、自分の頭で考えられる人間を育てることではなく、忠実で従順な市民を次々と生み出すことにありました。

・慣習の支配は常に人間の進歩の妨げとなる(ジョン・スチュワート・ミル)

・反転授業

■明日から具体的にやるべきこと
・カーンアカデミーに登録
・なぜぐせをつける

■総評
★★★★★

2013年9月11日水曜日

【書評】マーケティング戦略の教科書

■所感
・カンブリア宮殿で取り挙げられていた中央タクシーは、ESの向上がCSの向上につながる事例。人をもてなすことが好きな人材を採用し、教育の機会を提供し、動機付けを継続的に行う。

・永谷園の生姜部の事例は面白かった。自発的にそのような活動ができた経緯が知りたい。どんな会社なんだろう。

■今日の赤ペンチェック
・社会と生活者(顧客)に求められる企業と商品になるためには、まず最初に顧客視点に立った4Cを考え、その後に企業視点に立った4Pを考えることが必要だ(コトラー)

・コトラーは、サービス業のマーケティングには4Pに加え、「インターナル・マーケティング」と「インタラクティブ・マーケティング」の2つが必要だとしている。

■明日から具体的にやるべきこと
・永谷園の生姜部調査

■総評
★★☆☆☆
豊富な事例集だが、一つひとつは深みがない。別の文献を当たる必要あり。

2013年9月10日火曜日

【テレビ評】中央タクシー

■今日の赤ペンチェック
・未経験者をドライバーとして採用
・細かいルールはない。名前を名乗るなど3つだけ。
・ドライバー同士の人間関係の構築
・ハートフルレターで良い話を共有
・『顧客が先、利益が後』長野オリンピック特需に踊らされない
・運輸業ではなくサービス業
・プレハブの本社、600坪160万円の土地、水道料金はタダ

■所感
・いかに社員に誇りを持って働いてもらうかが大事なんだと思った。

・自由にやらせて、良かった取り組みを共有する仕組みを作る。

・理想とするタクシー会社にするのに20年かかったとのこと。人を育成するにはそれだけ時間がかかるんだ。表面的に真似ても中央タクシーを越えられない資産は、自ら考えて行動できる社員かもしれない。

2013年9月9日月曜日

【書評】私の生活流儀

■所感
・何事もほどほど、腹八分が良いみたい。足りないことで有り難みを感じられる。
・昨日見た『北の国から』を思い出した。物があふれた都会の生活は果たして幸せと言えるのか。あるものを十分に活かす慎ましい生活にこそ幸せがある。初めて水が通ったときの五郎と子供たちの喜びよう、初めて電気が通ったときのはだか電球の明るさ。当たり前に思っていることに幸せがあるんだと思う。

■今日の赤ペンチェック
・人生即努力、努力即幸福

・感謝は物の乏しきにあり、幸福は心の恭謙に存ず

・自分の現在の境遇は、常に過分であると感謝し、何事にも不平不満を抱かない

・何事にも明るい面ばかりみて、くだらぬ心配はしない

■明日から具体的にやるべきこと
・腹八分
・ゆっくり噛んで味わう
・毎朝水をコップ一杯飲む

■総評
★★★☆☆

2013年9月8日日曜日

【書評】開発チームは、なぜ最強ブランド「瞬足」を生み出せたのか?

■所感
・突拍子もない商品の開発にGoを出した経営層がすごい。営業経験者を企画開発リーダーに据えたのがターニングポイントだった気がする。この辺の経営目線での話がほとんどなく残念に感じた。

・市場調査、マーケティング理論からはヒット商品は生まれない。観察や体験を通じて、心の奥底から出てくる思いを分かりやすく表現した。

・一見成熟したかに思える通学履きでもやりようによっては大きな市場になる事例。下手に土俵を変えるよりも、自分たちの強い土俵でなんとか活路を見いだすことが大事なのかもしれない。

■今日の赤ペンチェック
・瞬足のコンセプトを形成する材料となるのは「市場や社会的背景」よりは、私たちそれぞれの「記憶や個人的経験」といったパーソナルで感覚的な要素が勝っていた

■明日から具体的にやるべきこと
・定点観測  まずはコンビニ、書店かな

■総評
★☆☆☆☆
きれいにまとまり過ぎて泥臭さを感じない

【書評】勝ち馬に乗る!

■所感
・自分ひとりでは大したことはできない。一人で何とかしようと努力しても成功できるわけではない。勝ち馬に乗るという生き方もあるんだと気づかせてくれた。これは船井会長のツキの法則と同じ考え方。

■今日の赤ペンチェック
・成功に導いてくれるのは自分以外の他人しかいない

・自分ひとりの力で成功することはできない。他人の力があってはじめて成功できる。

・頭がいい人ほど、自分だけで何でもやろうとする

・成功のタネは、自分自身ではなく他人のなかに見つける

・夢を手放し、目を見開く

■明日から具体的にやるべきこと
・常に心を開いておく、他人の意見を尊重する

■総評
★★★★☆

2013年9月7日土曜日

【日記】入院生活 その3

■人生設計  その3  夢に日付を

渡辺美樹さんの「夢に日付を」の教え通り、いつビジョンを実現するかを決めることにします。

まずは10年計画から。

30代
・広い家に引っ越し
・友人を招いてホームパーティー開催
・ホームステイ希望者の受け入れ
・キャンプ体験
・家庭菜園
・登山開始
・コンサルティング実績5社
・専門性(マーケティング、ブランディング、営業が候補)を身に付ける
40代
・外部の専門家との交流
・専門家として外部発信
・プロボノ参加
50代
・海外移住
・世界一周旅行

■人生設計  その4  マイクレド

これまで座右の銘について深く考えたことはありませんでした。
その時々で意識していたことを言っていただけです。

たた、ビジョンの実現のためには何でもありではよろしくない。

ということで、基本方針を明文化することに決めました。気が変わらないうちに書きます。

・まっさらな心
物事をあるがままに見て受け入れる。色眼鏡をかけない。どんなものにも良さはある。最善を尽くす。

・前向きな心
太陽のように周りを和ませ、元気を与えられる存在でありたい。どんな困難にもチャンスを見い出す。笑顔を大切に。

・感謝の心
多くの人に支えられて生きている。仕事も「やらせていただいている」という気持ちでお受けする。

・正しい心
正しさを判断軸にする。人の道に反することに対しては信念を貫く。

・チャレンジの心
チャレンジしなければ、新しいものは得られない。遠慮は敵。自分の枠に捕らわれた囚人にならない。自ら機会を創り出す。

・遊び心
一見遊びに見えたり、無駄に思えたりすることを大切にする。急がば回れ。

2013年9月6日金曜日

【日記】入院生活 その2

■人生設計  その1  やりたいこと

この数年は仕事一筋。
特に結婚してからは、仕事以外は妻にまかせきり。

でもこんなにも単色の人生で良いのだろうか。

体を壊して分かったこと。
健康でいられることの有り難さと人生の短さ。

この機にやりたいことを洗い出してみよう。それを元に人生設計してみるのも悪くない。

自分の人生は自分が決める。
もちろん、妻とはしっかりと共有したうえで。

こんな思いで、やりたいことを洗い出してみた。(順不同)

・就農体験
・海外からのホームステイ受け入れ
・山登り(日本百名山制覇)
・キャンプ
・プロボノ
・越境学習
・世界一周旅行
・海外で働く
・自然のある所で暮らす
・銭湯、温泉の近くに暮らす
・家族ぐるみの付き合い
・趣味仲間を持つ

洗い出してみると、意外に出てこない。
普段からあまり考えていなかったからもしれないですね。

消すほど数は多くはないので、
取り敢えず全部をやってみることにします。

■人生設計  その2  ビジョン

やりたいことを実現しているイメージの具体化。

ホームステイの受け入れ、家族ぐるみの付き合いのためには、
「広い家に住むこと」
4部屋以上は必要かもしれません。
自然のある所に住みたいも付け加えると、
「田舎にある広い家に住むこと」
就農体験は、家庭菜園や市民農園でも実現できそうなので、付け加えなくても良さそう。その結果、こうなりました。

「田舎にある広い家にお客様を招いて、一緒にたこ焼でも焼きながら談笑している。たまに海外からのお客様もいらっしゃって、英語で日本の歴史・文化・政治を語っている自分と家族。」

おおっと、英語と自国についての学習はやるべきことにいれておかないと。

趣味は農業に登山にキャンプ。それと読書。

「毎年一回は家族でキャンプする。カレーライスを一緒に作って『去年より、おいしいね!』など輪になって話している」こんなイメージ。

登山は健康維持も目的の一つ。

「毎年新緑と紅葉の季節には登山している。帰りには大好きな温泉に入る。」

日本百名山の制覇には、あと50年か。
82歳になってるね。まあ、夢は大きくないとね。

【日記】入院生活 その1

■総括

明日退院することになりました。

まずは入院中、お世話になった妻、両親、姉、医師・看護師・スタッフの皆さん、会社の皆さんに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。
皆さんのお陰で歩けるようになりました。

人は一人では生きられないことを痛感した1ヶ月でした。
恥ずかしい話ですが、こんなにも多くの人に支えられて生きていることに今まで気づかずにおりました。

この感謝の気持ちを忘れずに、これからは生きていきたいと思います。

■仕事について

この入院生活で特に考えたのが仕事について。

看護師の市川さんの生き方もきっかけになりました。いずれ「国境のない医師団」の一員としてアフリカで働くなんて夢があるなぁと。

自分の使命って何だろうと考えていました。

世のため人のためになる仕事をしたい。
ただ明確な答えを出ませんでした。

ただ、孔子が
「40にして迷わず。50にして天命を知る。」
と言う通り、今、焦って天命を決める必要はないのだと割り切ることにしました。

そして、松下幸之助曰く、一度決めた志は変えない。

だから、新卒で就職する際に決めた
「コンサルタントになる」こと、
転職の際に決めた
「中小企業の経営者の役に立つこと」
を貫くことを決めました。

中小企業向けのコンサルをやりきったあとは分からないですが・・
やっぱり農業がやりたいと言い出すかもしれないです。

では、今の仕事を続けて、中小企業の経営者の役に立てるようになるか。

全く立てないわけじゃないけど、自分にはこれができますと言う武器を持って仕事をしているイメージが沸きませんでした。

現職で人材育成に携わって、講師や人の育成は自分の強みではないことがわかりました。
人の育成をしたくないわけではないけど、今は人様の前で語るほど、経験も知識もないのです。セミナー講師はもう少し実績を積んだ後で。
机上の空論を偉そうに話すコンサルタントにはなりたくないです。

40歳までに、本当に中小企業の経営者の役に立ち、これだけは人に負けないという軸をつくります。

いつの間にか人生にチャレンジする気持ちが薄れていたようです。
岡本太郎曰く「自分を殺せ」。
チャレンジせずに後悔する人生にはしたくない。

自分の直観を信じて飛び込みたいと思います。