S社の営業マンは説明が親切で、経験も豊富で信頼できる方だったが、結局は、以前お世話になったことがあって、より安価な見積もりを出してきたA社に決めた。
後味はあまり良くなかった。
それは、価格だけでなくサービスの品質なども考慮して決めようと思っていながら、ほぼ価格だけで決めた自分に対する失望かもしれない。
引越しサービスにおける「他社とのちがい」はどう打ち出したらよいのか。
サービスのちがい:引越しなんてそうそうないイベントだから体験はできない。
人のちがい:目の前の人が提供するサービスではないから、営業マンの信頼だけでは決めきれない。
会社のちがい:上場しているかどうかも決め手にはならない。上場していてもコンプライアンス違反する会社はある今日この頃。
こんなことを書いているうちに、思い出した。
そもそもこの2社に絞った理由。
それは、価格コムの評判の良さ。正確に言うと、クレームや不満の少なさで絞った。
今回の自分の購買行動を心理学的な観点でまとめる。
・新奇恐怖(以前お世話になったA社により安心感を持っていた。)
・ゲイン・ロス効果(最初に見積もりを出したS社の額を基準にして、それよりも安いA社を選んだ。)
・多数派同調バイアス(自分の頭で考えず、ネットの口コミだけで判断した。)
・返報性の原理(お米の無料提供には影響されなかった。ごめんなさい。)
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