2013年12月7日土曜日

【テレビ評】北の国から

今日、北の国から 2002遺言を観た。

もうこの人たちを観ることはなくなると思うと、ポカッと穴が空いてしまったような、とても寂しい気がした。

今年仕事を辞めて、奈良に引っ越すことにしたのも、このドラマの影響が少なからずある気がする。

北の国を観て感じたこと、考えたことをここでまとめておく。

・親としての五郎
蛍の結婚、別れのシーンで見せた五郎のストレートな愛情表現。道を踏み外した子供に対しても、見捨てることなく、最後まで守りきる五郎のような親でありたい。家はいつでも辛いときは戻ってこいよ」と言える場所にしたい。

・暖かい仲間
富良野の生活で羨ましいと思ったのが、家を建てるにしても、行方不明になった人を探すにしても、葬式を取り仕切るにしても、近隣の仲間が助け合っていたこと。中畑さんを始め、こういう仲間に囲まれている五郎は幸せな人だと思った。困った時に助けてくれるのは普段の人徳の積み重ね。

・仕事の意味
ありがとうの言葉が届く範囲で仕事をする五郎。周囲からの感謝が一番の働きがいであることを教わった。

・富良野の自然
初めて水道が通った時のこと、初めて家に電気がついた時のこと。あの感動を味わった純と蛍が羨ましく思った。
五郎の手作りの家がとても暖かく感じた。雄大な自然の中で仕事をして、薪で焚いた露天風呂に入る。暖炉の火に当たりながら、酒を飲みながら語り合う。本当に羨ましい。

・遺言
自分が死んだら何が遺るだろうか。お金も物もいつかはなくなるもの。ただ遺せるのは、その人が生きた証。いつまでも語り継がれる、そんな人間でありたい。
自分の死を意識することで、1日1日という時間、1人ひとりの人、もっと大切に生きたい。


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